ペットの知識

 基本的なこと
●ペットが来てからの数日__________
仔犬や仔猫を飼う場合、家に来てから始めの3日〜5日までは抱いて疲れたり、環境や食事が変わったりして、もっとも体調を崩しやすい時期です。あまり抱いたりせず、前に住んでいた環境や食事の内容などよく聞いておき、新しい環境に慣れるまでの数日間は暖かくして、ゆっくり休ませてあげることが大切です。家の環境に慣れたらワクチンで防げる病気の予防をすることが大切です。犬は狂犬病予防接種と登録が義務づけとなっています。
●駆虫______________
寄生虫がいると成長が遅れたり、色々な病気にかかりやすくなります。仔犬・仔猫では寄生虫がいることが多く、糞便検査をして駆虫することが大切です。コクシジウムなどは1回の検査では分からないこともあり、数回の検査が必要なこともあります。その後は定期的に検査するとよいでしょう。
●狂犬病の注射と登録_____________
狂犬病は脳神経を侵す伝染病で、この病気に感染するとほとんど死亡してしまいます。人にも感染し高い致死率がある。3カ月以上の犬には予防注射と登録をすることが義務づけられています。注射は年1回忘れずにしておきましょう。
●その他____________________
準備中
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 予防できる病気
●食事で予防できる病気_______________
最近では犬や猫の色々な病気に対する専用の処方食が数多く開発されています。例えば、心臓病用、肝臓病用、腎臓病用、胃腸用、皮膚病用、アレルギー用、尿結石用、糖尿病用、肥満用、歯石付着防止用などさまざまです。これらの中には病気の症状を軽減するものから、病気の発症を予防するものまで色々あります。色々な病気に対して外科療法、内科療法、物理療法とともに食餌療法は動物の治療の中で大きな役割をはたしています。これらの処方食は病気にあったものを選ぶ必要があるので病院の専用食となっています。
●薬で予防できる病気______________
●フィラリア症
  フィラリア症は蚊によって伝播され、心臓や肺の血管にそうめん状の虫が寄生する病気です。犬は非常にかかりやすく、猫は時々感染がみられます。予防を忘れると夏ごとに病気が進行して、気づいた時 には手遅れという場合もみられます。一般的な症状は心不全による徴候で疲れやすい、咳、毛づやが悪くなることから始まり、末期になると喀血、腹水、発作などの症状もみられます。血液検査で診断することができます。毎年蚊の出る時期に簡単な検査を行い予防薬を飲ませることでこの病気を予防することができます。
●ノミ・ダニ
  首輪やスプレー製剤、背中に滴下する製剤などがあります。ノミ・ダニの駆除だけでなくこれらが媒介する病気の予防にもなります。
ノミ・ダニから感染する病気
■ノミアレルギー性皮膚炎(犬・猫)
  ノミにさされることによって起こるアレルギー性皮膚炎です。犬では尾に近い背中の部分の脱毛・皮膚炎、猫では体中の粟粒疹(小さなカサブタ)としてみられることが多く、激しい痒みをおこします。
■瓜実条虫の寄生(犬・猫)
  通称サナダムシといわれます。ノミを噛んだり飲み込むことによって感染し、成虫となって腸内に寄生し下痢や嘔吐の原因となることもあります。動物の肛門や便の表面に虫体の一部の片節が動いていたり、米粒かゴマ粒状になって付着していることで気づくことが多いようです。
■ヘモバルトネラ症(犬・猫)
  血液中の赤血球に寄生する原虫で感染すると貧血おこし黄疸がみられることもあります。血液検査で診断しますがわかりにくいこともあります。
■バベシア症(犬)
  マダニが媒介する原虫で、血液中の赤血球に寄生して起こる病気です。バベシア原虫が寄生した赤血球は壊れるため、貧血、発熱、黄疸などを引き起こします。特効薬の製造が中止されたため、治療が困難で死亡することも多い病気なのでマダニに刺されないように予防する事が大切で す。
■猫ひっかき病(人)
  バルトネラヘンセラという菌に感染した猫(猫には症状がありません)に引っかかれたり咬まれたりした後に患部が腫れたり、リンパ節が腫れたりする病気です。ノミが媒介すると言われているので猫へ のノミの寄生を予防することで人への感染も防げます
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●ワクチンで予防できる病気____________
仔犬には1〜3回、その後は毎年1回のワクチン接種をしておくとよいでしょう。
猫については初年度が2回、その後は犬と同様毎年1回のワクチン接種が勧められます。詳しくは次に列挙しておりますので参考にしてください。また、ワクチン接種後まれにアレルギー反応を起こす犬や猫がいるため、ワクチン接種は午前中に受けてしばらくの間はよく観察をしてください。
(フィラリア感染やノミ・ダニなどの外部寄生虫の感染は薬で予防できます。)
●犬ジステンパー
  ジステンパーウイルスによる病気で咳・目やに・鼻水・けいれん・下痢などの重い症状を出す非常に恐い犬の伝染病です。ウイルスはリンパ節、神経などで増殖し感染後数日間は呼吸器の分泌物、排泄物、唾液、尿、結膜分泌物などに排泄され他の犬に感染する危険性があります。感染すると死亡率が高く元気になったとしても後遺症が残ることが多い病気です。
●犬伝染性肝炎 
  アデノウイルス1型による感染症で嘔吐・下痢など肝臓を中心とした消化器症状が主ですが、ウイルス感染した副作用として目が白く濁ることもあります。仔犬では症状を現さずに突然死することもあります。
●犬アデノウイルス2型感染症
  アデノウイルスによる病気で発熱・くしゃみ・咳・鼻水などの呼吸器症状がみられ、軽い咳などの症状が長く続く事もあります。こじらせると肺炎をおこすこともあります。
●犬パルボウイルス感染症
  パルボウイルスが原因の出血性胃腸炎で悪臭のつよい下痢や激しい嘔吐などの症状がみられ、特に仔犬では急性の経過をたどり数日で死亡することがあります。そのため症状が現れたら早めに治療することが大切です。
●犬コロナウイルス感染症
  コロナウイルスによって消化器症状を引き起こす病気です。成犬の場合は軽い胃腸炎ですむことが多いですが、仔犬がかかると重度の下痢・嘔吐などの症状がみられ他の消化器疾患が重なると死亡することがあります。
●犬レプトスピラ感染症
  レプトスピラという細菌によって腎臓や肝臓が侵される人畜共通感染症です。発熱・黄疸・歯肉からの出血がみられる黄疸出血型と、発熱・筋肉痛・消化器症状などがみられるカニコーラ型の2種があります。一般的な感染源は感染した犬やネズミの尿や汚水であるため散歩などの際に感染する可能性があります。
●猫ウイルス性鼻気管炎
  猫ヘルペスウイルスによって起こる猫の病気で、発熱・くしゃみ・鼻水・目やに・よだれなどがみられます。強い伝染力があり他のウイルスや細菌との混合感染を引き起こして死亡することもあります。特に子猫のときはかかりやすく、ひどい症状になりやすい傾向があります。
●猫カリシウイルス感染症
  症状はほぼ猫ウイルス性鼻気管炎と同じでいわゆる「カゼ」のような症状を示しますが、進行すると口の中や舌に水泡や潰瘍ができるのが特徴です。一般的に鼻気管炎よりは症状は軽いですが、喉や気管支が侵されることもあり他の症状と混合感染すると症状は重くなります。
●猫伝染性腸炎(猫ジステンパーまたは汎白血球減少症)
  パルボウイルスによる病気で、白血球の減少を伴う重篤な腸炎で、子猫や病弱な猫には特に感染しやすい伝染病です。発熱・下痢・嘔吐・脱水などの症状が続くと猫は衰弱し、特に子猫では非常に死亡率の高い伝染病です。
●猫クラミジア感染症
  クラミジアによる感染症で、猫ウイルス性鼻気管炎や猫カリシウイルス感染症と同様の「カゼ」のような症状に加えて、結膜炎・角膜炎などの目の病気を引き起こします。混合感染すると症状は重くなり肺炎になったり、結膜炎が慢性化したりします。
●猫白血病ウイルス感染症
  この病気にかかると白血病ウイルスが原因で体の免疫が抑制されて色々な感染症が併発したり他の病気も治りにくくなったりします。一般には仔猫での進行は早く1年以内に死亡することが多いようです。成長した猫では長い経路をとって進行し治療に反応しにくい貧血や腎臓の病気、口内炎などを起こし、またリンパ肉腫・白血病など腫瘍性の病気を起こしたりします。最近ではインターフェロンによる治療法もありますが感染して発症したものの多くは根治的な治療法はなく、死亡する危険性の大きい病気です。グルーミングなどで唾液を介して感染するといわれているのでワクチン接種をしていくことが大切です。感染の有無は検査で毎年確認するとよいでしょう。

●その他____________________
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 犬や猫の健康管理
●年歳換算__________________
人間との標準年齢換算を行うと下記のようになります。(ただし1つの計算方法ですのでこれと異なる場合もあります。)
現在の犬や猫の年齢
人間の年齢に換算した年齢
   
中型以下の犬と猫
大型犬
1 年
2  
3  
4  
5  
6  
7  
8  
9  
10 
11 
12 
13 
14 
17歳
23 
28 
32 
36 
40 
44
48
52
56
60
64
68
72
12歳
19 
26 
32 
40 
48 
54 
60 
68 
75 
82 
89 
96 
103  
14歳以上は、中型犬以下 では1年に約4歳、大型犬では1年に約7歳年をとるといわれています。
年齢の比較はあくまでも目安です。種類によって、また、報告者によって若干の違いがあります。
●愛犬の健康管理_________________
かわいい愛犬をこわい病気から守ってあげるには予防がとても大切です。
具体的な駆虫・ワクチン接種・フィラリア予防などのプログラムの1つの案を下記に示しましたので参考にして下さい。
・生後約25日:検便・虫下し
・生後約30日:離乳開始
・生後約40日:検便・虫下し
・生後2〜3カ月:第1回目の混合ワクチン接種
  検便
※混合ワクチンは1回接種の場合と、2〜3回接種の場合で接種時期が異なることがあります。混合ワクチンの内容についてはお尋ねください。
・生後3〜4カ月:第2回目の混合ワクチン接種
  ※以後ワクチンは年1回の追加接種
検便
狂犬病予防接種  ※義務づけです。 以後毎年1回
・生後4〜5カ月:乳歯の検診(乳歯の生え方の異常は永久歯に悪影響を与えます)。
・生後5カ月から:避妊・去勢手術が必要な場合にはこの時期から行います。
・生後5〜6カ月:永久歯の検診(本格的に歯磨きを始めましょう。)
  ※この時期になっても乳歯が残っていると、噛み合わせの異常が起こったり歯石がつきやすくなったりします。
・毎年4月(5月)〜11月(12月):フィラリアの予防
・子犬の食事:子犬の食生活は生後3,4カ月までの食餌内容によって決定するといわれています。小さい頃から偏食をさせずにバランスのとれた食餌(子犬用の 良質のドッグフードなど)を心がけて下さい。

●愛猫の健康管理________________
かわいい愛猫をこわい病気から守ってあげるには予防がとても大切です。
具体的な駆虫・ワクチン接種・フィラリア予防などのプログラムの1つの案を下記に示しましたので参考にして下さい。
・生後約25日:
・生後約30日:
・生後約40日:
・生後2〜3カ月:





・生後3〜4カ月:





・生後4〜5か月:
・生後5カ月:

・生後5〜6カ月:


・子猫の食事:




• フィラリアの予防:

検便・虫下し
離乳開始
検便・虫下し
猫白血病ウイルスと猫エイズウイルスの検査
第1回目のワクチン接種
※猫エイズの予防は室内飼い以外方法はありません。猫のワクチンは しっかりとした免疫をつけるために、初年度は2回接種が必要です。
混合ワクチンの内容についてはお尋ね下さい。
検便
第2回目の混合ワクチン接種
※以後混合ワクチンは免疫を維持するために年1回の追加接種が 必要になります。
※外に出る猫や、外に出る猫と接触のある猫は猫白血病ウイルスと猫エイズの検査を毎年受けましょう。
検便
乳歯の検診(乳歯の生え方の異常は永久歯に悪影響を与えます)。
このころより発情が始まります。避妊・去勢手術が必要な場合にはこの時期から。
永久歯の検診 (本格的に歯磨きを始めましょう。)
※この時期になっても乳歯が残っていると、噛み合わせの異常が起こったり歯石がつきやすくなったりします。
猫の食生活は生後3,4カ月までの食餌内容によって決定するといわれています。小さい頃から偏食をさせずにバランスのとれた食餌(子猫用の良質のキャットフードなど)を心がけて下さい。栄養のバランスが悪いと背骨が曲がったり、骨折しやすくなったりする病気や黄色脂肪症という体脂肪が変質する病気にかかってしまいます。
近年、イヌほどではありませんが猫もフィラリア(蚊が媒介する寄生虫で心臓へ寄生し心不全を起こす)に感染することが知られ、予防ができるようになりました。外へ出る 猫は4(5)月〜11(12)月まで予防薬を飲ませて予防しましょう。
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●5歳以上になったら_______________
いわゆる中年期に相当する年齢に入ってきています。若い頃とは同じにいかない部分がそろそろ出てきます。いろいろな病気が始まるのもこの頃です。
・食事:食事は年齢にあったバランスの取れた品質の良いものを選びましょう。
  7才を過ぎると一般に高齢動物用の食事への切り替えが必要になってきます。
おやつの与えすぎは肥満の原因と栄養のアンバランスを引き起こします。若頃からの食生活の歪みが悪い影響を与え始めるのがこの時期です。コレステロールの異常や肥満、肝臓疾患などの問題が食事に起因することがあります。正しい健康的な食生活への見直しをしましょう。
・肥満:肥満はこの時期に解消しましょう。
  この時期を肥満の状態で過ごしたり、運動不足があると、高齢期に入ってからの関節疾患や脊椎疾患が増え、つらい高齢期の生活を強いることになります。また、糖尿病や肝臓疾患、腫瘍発生のリスクも上がります。肥満は生活習慣病です。飼い主の努力次第で解消できるので、元気なうちに適正体重に戻しましょう。
・皮膚腫瘍:皮膚の腫瘍(メスでは乳腺腫瘍も)はこの頃から見られることがあります。
  よく体を触ってチェックしましょう。異常に気づいたら早めに診察を受けましょう。
・不妊手術:避妊手術をしていないメスでは子宮の病気が発生する頻度が増加してきます。
  発情の間隔やおりものの状態に注意が必要ですので記録にとどめ、異常があれば早めの診察を受けましょう。また乳腺の病気にも影響してきます。
・去勢手術:去勢手術をしていないオスイヌでは前立腺肥大の問題が起こり始めます。
  膀胱炎や膀胱結石に関係してくることがあるので定期的に尿検査を受ける方がよいでしょう。
・健康診断:定期的な健康診断検査を年に1〜2回は受けるとよいでしょう。
  血液検査・心電図・レントゲン・超音波検査・尿検査・糞便検査などの定期的な検査を受けるようにしましょう。検査は症状が出る前の隠れた病気を早期に発見するために必要です。検査で悪いところがわかれば、完治を目指した治療を行ったり、完治が難しくても生活スタイルの見直しをしたり、悪化を防ぐ治療をすることができます。
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●高齢期になったら________________
7〜10歳になるといわゆる高齢期に相当する年齢に入ってきています。高齢性の疾患が多く発生するようになります。
・食事:基礎疾患に合わせた食事が必要になってきます。
  関節が悪くなったり、腎臓が悪くなったり、肝臓が悪くなったり、心臓が悪くなったり、腫瘍を抱えたり……と持病を持つことが多くなってくる年齢です。状態に合わせた適切な食事管理をすることで健康面へのサポートをすることができます。
・ワクチン:ワクチン接種はきちんと受けていますか?
  高齢になってくると免疫力の低下から感染症にかかりやすく、またそれが元で命を落とすことが多くなってきます。混合ワクチンの接種をきちんと受けて常にこれらの感染症に対する免疫力の維持に努めましょう。
・水分摂取:どのくらい水を飲んでいるか、普段から気をつけて見ておきましょう。
  高齢になって起こる病気の中には水の飲み方が増える病気がかなりあります。
普段の水の飲み方がどのくらいかを意識して見ておくことで異常に早く気づくことができます。糖尿病、腎疾患、肝疾患、ホルモンの異常などで飲水量が増えることがあります。
・生活習慣:生活習慣の見直しが必要になることがあります。
  ・高齢になってくると段差や坂道が苦手になって腰を痛めたり、散歩が疲れやすくなることがあります。ゆっくり散歩する・散歩の途中で休憩する・段差を解消するなどの工夫をしておきましょう。散歩を嫌う場合や散歩後に疲れが残ったり、息づかいが荒くなる場合には体に痛いところが出てきていたり、心臓や呼吸器系の病気が隠れていることがあります。
・寒さ・暑さが苦手になってきます。冬は暖かくして過ごせるようにしましょう。また、夏は熱射病を起こしやすいため涼しく過ごせるよう注意しましょう。
・高齢になると歯周病や口腔内の病変のため硬いまま、大きなままでは食べにくくなることがあります。食事の固さや大きさにも気を配りましょう。犬や猫は口腔内の痛みをかなりひどくなるまで隠します。意識的に口腔内をのぞいて見る習慣をつけ、歯石や歯周病は体調のよいときに早めに治療しておきましょう。
・爪が伸びすぎることがよくあります。散歩の量が減ったり、爪研ぎをしなくなると爪が非常に長くなり、根本から折れたり足の裏に刺さったりすることがありますので気をつけましょう。
・犬では多くの場合、白内障が始まります。段差でつまずいたり、目の高さに飛び出たもので目を傷つけたりすることがありますので注意しましょう。
・健康診断:年に2〜4回の定期検査(血液・心電図・レントゲン・尿検査・便検査など)を受けましょう。
  年をとると様々な病気が合併しやすくなり、進行しやすい病気も増えてきます。早期に発見して体力が落ちる前に治療を開始したり、進行を遅らせるような治療を病状が悪化する前に早めに開始してあげることが大切になります。
・高齢になると起こりやすくなる病気
・心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全症・不整脈など)
・関節疾患(関節炎・変形性脊椎症など)
・泌尿器疾患(腎不全・膀胱炎・結石など)
・生殖器疾患(子宮蓄膿症♀・卵巣♀や精巣♂の腫瘍・前立腺の疾患♂など)
・神経系疾患(発作、腫瘍など)
・消化器系疾患(歯周病・胃腸炎・腫瘍・肝傷害など)
・目の疾患(乾性角膜炎・白内障・緑内障など)
その他、乳腺腫瘍♀・発作・各種腫瘍・高血圧症などが発生頻度の多い病気です定期的に健康診断を受け流ことが大切です。
   
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 ペットの病気
●ペットの病気___________________
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 検  査 
●検査___________________
動物病院での検査
動物病院では色々な病気の診断や治療経過を評価するため、様々な検査が行われます。 検査の中には、日常毎日必要な検査から、普段あまり行わないが時々必要なときに行う検査、また、特殊な検査など様々なものがあります。 当院では色々な検査を病気の診断や治療経過の評価のために応用したり、また、色々な検査が必要な時にすぐに行えるよう体制づくりをしています。日常必要な検査は当病院で行いますが、それ以外の検査は大学や診断支援機関、また、検査機関と連携を取り行うようにしています。検査の内容を簡単に説明しておきます。

※アミカペットクリニックで行う検査
血液一般検査: 採血して赤血球、白血球、血小板などの数を測定し、貧血の程度や造血の状態、出血傾向の有無などについて調べ治療時の参考とする。
血液塗抹検査: 血液の中にある細胞の形態などを調べ、骨髄の機能や血液の腫瘍などを調べたり、また、寄生虫の有無について調べる。
骨髄検査: 治りにくい血液の病気があるときなどに、麻酔下で骨髄の細胞を採取し骨髄 の細胞の形態や分布を観察し骨髄での造血の状態や病気を調べる。
血液生化学検査: 採血して血清を分離し、肝臓機能、腎臓機能、コレステロールや血糖な ど多くの項目を調べ病気の有無や程度を把握するための検査で、治療の反 応を見たり、薬の副作用を観察したり多くの目的で行う。
針生検: 腫瘤や病気が疑われる内臓に針を刺して細胞を採取し塗抹標本を作製して観察し、病気の種類などを調べる検査。比較的簡単にできる検査であるが、情報も限られるため、必要があれば再度組織検査をおこなう。
心電図検査: 心臓の電気的な信号を読みとり、不整脈の診断や、フィラリア症、心臓弁膜症、心奇形、心肥大、心筋症など心臓の病気の診断を行う検査。侵襲のない検査であるが、安静状態でないと測定ができない。
内視鏡検査: 全身麻酔下で胃や腸に内視鏡を挿入し、消化管内を観察したり、必要時に組織を採材し組織検査を行う検査法。内視鏡を利用して胃内異物の摘出を行うこともできる。ただし、異物の形状により摘出できる限界がある。
超音波検査: 超音波をあて、帰ってくる超音波の波形を分析して臓器の形態学的構造を観察して病気の診断を行う検査。心臓の形態や動き、肝臓、腎臓、膵臓、膀胱、前立腺、リンパ節の形態、また、消化管の厚さや構造の観察、腫瘍の有無や胎児の状態の把握にも応用する。この他、手術後の経過観察や内臓の組織採取時にも応用でき便利な検査法である。しかし、検査のためには検査部位の毛刈りが必要なことが多い。
X線検査: 骨や関節、脊柱などの骨格系の病気の検査や、胸部や腹部の軟部組織の異常などを調べる一般的な検査。単純にX線撮影する場合と造影剤を投与し経時的に検査する場合がある。撮影条件や体位の違いで病気の検出状況が異なる。
造影検査: 脊髄、消化管、泌尿器(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、心血管系をそれぞれに適した 造影剤を用いて、X線検査をおこなうことにより、より詳細な状態を検査 することができる。
口腔内X線検査
(歯科):

歯科用のフィルムを口腔内に入れて、歯科用X線装置を用いて 撮影を行う。埋伏歯の診断や歯周病の診断、歯の治療前後の観察には不 可欠な検査法である。犬や猫で最も使用頻度が多いのは歯周病や破折の診 断である。ウサギの不正咬合の診断で歯を撮影することがあるが、ウサギ は口腔内にフィルムが入らないので、口外法(フィルムを口の外において 撮影する方法)で行う。
尿検査: 尿を採取し、尿蛋白、尿糖、血液、ビリルビン、ケトン体、円柱、細菌・真菌などの有無を調べたり、pHや比重を調べることで、糖尿病、肝臓病、腎臓病、膀胱炎の診断に利用できる。尿沈渣を検査することで細菌や真菌などに感染していないか、また、検出された細胞の検査をおこなうことで、尿路や膀胱に潰瘍や腫瘍できていないかなども判定できる。
便検査: 便を検査することで、寄生虫、原虫などの感染がないか調べることができる。また、糞便中の食事の消化の状態により内臓の病気の診断ができることもある。消化管内の細菌叢のバランスがくずれると異常な臭気を発生したり、消化管に出血があると鮮血から黒っぽくなるなど色の変化が見られることもある。
皮膚の検査: 皮膚の表面を掻爬したり、フケを顕微鏡で観察することで、寄生虫を検出したり、皮膚の押捺標本を染色することで細菌や真菌を検出し、病気の診断をおこなうことができる。難治性の皮膚病で表面だけの検査でわからないときは皮膚の全層を切除して組織検査をおこなうこともある。
眼科の検査: 目の検査といっても様々な検査法がある。角膜表面にできた傷を調べる検査、涙が涙管を通じて排出されているかどうかの検査、涙の分泌量を測定する検査、また、検眼鏡を用いて眼底を観察する検査、眼圧計で眼圧を測定する検査など様々で、これらの検査を応用して、眼科疾患の診断や治療を行う。
膣垢検査: 綿棒を膣に挿入し粘膜の細胞を採取して、塗抹標本を作製し検査することで発情の状態を把握することができ、交配適期を調べたりするのに応用される。また、子宮からの分泌物の検査も行うことができ、場合によっては子宮の病気の診断ができることもある。
精液検査: 精液を採取し精子の運動性、奇形、数、量などを調べる検査で、交配時の受精の可能性を調べるときなどに応用する。
血圧測定: 動物の血圧を測定し、心臓疾患の程度や経過を把握する検査する。手や足、尾などにプローブを装着して測定するが、安静にできないと測定ができない難点がある。大学や特殊診療施設では大きな手術時に直接血管に測定器具を挿入し血圧を測定したり、動脈血を採血し、血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量、pHなどを測定する検査を合わせて行うことがある。
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※大学や診断支援機関、検査機関に依頼する検査

内分泌検査: 採血して甲状腺や副腎、膵臓、脳下垂体などから分泌されるホルモンの量を測定することにより、内分泌疾患の判定や診断に応用する検査で、病気の診断や治療の助けになる。
アレルギー検査: 血液検査で花粉、食物などアレルゲンが何であるか検査することで、治 療方針を決定する一助となる検査。アレルゲンを特定できると、環境の整 備や食餌療法などを結果に基づいて行うことができる。
血中脂質解析
検査:
採血してコレステロールや中性脂肪の量を測定し、や代謝性疾患の 程度や治療効果を調べるための検査。最近肥満に関係するコレステロール、 中性脂肪などの脂質の異常が多く見られ、検査を行うことで治療方針の決 定がしやすくなった。
組織検査: 腫瘤の一部を採材してそれが何であるかを判定したり、内臓の一部を採材して 組織検査を行い病気の内容や程度を調べたりする検査。手術の前に検査す る場合や摘出した腫瘤や臓器の一部の検査を行う場合がある。組織検査の 結果で治療方針が変わることがあるホルター心電図解析:原因不明の心臓 疾患や失神を起こす場合などに、心電図を持続的に記録できる装置を身体 に装着し、数日間連続記録し、不整脈などの異常を検出して原因を解析す る。長期間装置を装着できることが測定の最低条件となる。
CT検査: X線を利用して、体の断層撮影を行い、骨格系の異常の有無を調べたり、肺や肝臓、腎臓など腹腔内臓器の検査にも応用する。大学や特殊診療施設での検査となる。通常のX線検査でわからないことがわかるので、検査を行う頻度が多くなってきている。器械の種類によっては立体的な画像を描出することもできる。
MRI検査: 磁気を用いて、生体内内部を画像化する検査。主に脳や脊髄について精査を行う検査。大学や特殊診療施設での検査となるが、動物でこの検査ができるようになってから、脳脊髄関係の病気の診断や治療内容が著しく更新している。
細菌培養検査、真菌培養検査、薬剤感受性検査: 皮膚や内臓における難治性の感染症にお いて、病変部から採取した材料を培養し、原因細菌または真菌の同定を行 い、原因菌に対して適した薬を調べることができる。
遺伝子検査: 特異的な遺伝病に関連した遺伝子、また、ウィルスや寄生虫感染の確認などを行う検査。遺伝的病気の判定、特殊な病気や感染症の特定、雌雄の判定などにも応用できる。検査材料は血液だけでなく、分泌物、糞便、鳥では羽など色々な部位からの材料が利用できる。
血液型判定検査: 犬や猫の血液を採取し検査することで血液型が判定できる。輸血時など に備えるための検査で供血や受血の両方に有用である。
癌検査(腫瘍マーカー検査): ガン細胞が出すとされる成分を検出する検査で、癌の早期発見や、癌の手術後の転移や再発の経過観察を行うための検査。現在のところ特定した腫瘍に限っての特異的な検査ではないため、検査には利点や欠点がある。
ウィルス検査: 病気を起こすウィルスに感染していないかどうかを調べる検査。抗体を調べる検査や抗原そのものを調べる検査があるが、最近ではPCRという方法を用いて、犬、猫、鳥で色々なウィルスを検出することができる。
尿結石解析検査: 手術などで採取した膀胱結石、腎結石、尿道結石などを分析し成分を調べることで治療や予防に立てるための検査。検査を行うことで再発防止や残っている結石の治療に応用できる。
関節鏡: 前十字靭帯の断裂時など、関節鏡を用いることによって、詳細を知ることができる。大学や特殊診療施設で行う麻酔下での検査となる。

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